コラム

私たちの1年間 3月の精米室作業「掃除」

彼岸明けのパイオニアファームでは、塩水選後の種籾がかけ流しの井戸水に浸かって播種を待っていて、近づくと水がコンテナから溢れて流れる音を聞く事が出来ます。毎年、この音を聞くと春が来たんだなぁと思います。

ところで、春が来るとちょっと困った事に、お米の害虫達も動き始めます。

皆さまも、たぶん一度は「米櫃に虫が来ないように唐辛子を入れておきましょう」等という注意書きをスーパーなどで目にされた事があると思います。虫達は自然界に当たり前にいるものですので、食品を守るためには人間は出来る事をする他ありません。

パイオニアファームでは、有機や環境こだわり栽培米の精米作業をする都合上、機械を薬剤で防除する事が出来ません。(有機でも使用できる薬剤はありますが、使用後は水洗い等で完全に成分を除去する必要がありますので、使用しない判断をしております。)

それなら、どうしているのかというと、、、、「掃除する」これに尽きます。

虫達は食べるものを求めてやってきますので、食べるものを作業室に残さない事が一番の予防になります。

米粒を床や機械の隙間に残さない。細かい粉状の残渣(砕米、肌ヌカ、細かい籾殻など)を掃除機で除去し、エアーがけする。機械の内部まで蓋を開けて掃除するのは手間がかかります。精米機、石取り機、肌ヌカ集塵機、色彩選別機、各種昇降機、、、、全てのポイントを掃除するのに4時間は必要ですが、2週間に1度以上、春の彼岸明けから11月下旬まで繰り返し掃除してお米を守っています。

ついに精米室掃除のオンシーズンだな、、、、と、ちょっと身構える気持ちですが、今年も頑張ります。