会社概要

代表者挨拶

創業者、前社長の奥村次一の後任として代表に就任しました、中山欽司と申します。

私は、愛知県一宮市で昆虫大好きな少年期を過ごし、近畿大学農学部を卒業後、琵琶湖を有し自然豊かな滋賀県草津市に所在する弊社に入社しました。

農業という職業の選択は生き物が好きなことと、そういった知識を農家の方の助けとして活かしたいと考えたことから先ず現場で経験することでした。

6年間の現場作業員を勤めた後、自分の農業をしたい想いから同市内で独立し、野菜農家として6年間自営業をしておりました。生産農家として野菜を生産することは食べ物をお客様に届けることですが、同時に綺麗な畑には自然と見学者が増え、また同時に町の景観の一部でもあることに気づきました。また食べ物を作る人、料理をする人、庭木を管理する人、家を造る人、、、、様々な人の技術や関わりからなる町(村)を観た時、興味は「集落」といったものへと視野が広がっていきました。

そんな折、草津市馬場町に根をしっかりと下ろしたクサツパイオニアファームの前社長から後任の誘いをいただきました。弊社は滋賀県内でも最大規模の有機栽培生産を行い、有機農業の豊富な経験とノウハウ、技術を持った多くの従業員がいます。この強みを最大限に活かし、「食べられる村」作りへとビジョンが沸き、後任を承ける覚悟が決まりました。

「食べれる村」へと先ず踏み出したのは広大な農地を活かした赤しそ栽培でした。

ここ馬場町は市街化の進む草津市内にありながら一番山手にあり、市街地から草津川を越えると一気に「うさぎおいしかの山」を連想させる牧歌的な田園風景が広がります。多くは水田地帯で稲穂が立ち並ぶのですが、赤紫色の広大な赤しそ畑は見事にこの村をより美しく観せてくれています。次に取り組み始めたのは古代米栽培です。とりわけ有機稲作の技術力の高い弊社だからこそ行える古代米栽培ではその稲穂が赤く美しく、風にそよぐ姿はまた一段とこの町を演出してくれています。

農業は食べ物を作ること

農業は村の景観を演出する

農業は仲間を集め、共に笑う

私自身、生業として農業しか経験はありませんが、この仕事を通じて人としての生き方のようなものを多く学ばせていただいた様に感じています。まだまだ未熟な私がいうには不釣り合いなことだと思いますが、

「農業は人を成長させる」

このことをいつも心に置き、従業員一同、日々邁進してまいります。

代表取締役 中山欽司